ドール撮影機材について思うこと
つい先日、ドールを始めてからの2年ちょいの中の大体2年くらいの間愛用してきたNikon D3200を手放しました。
(執着心の強めなオタクだからこういう事書くと本当にもう会えないんだね感がすごくて急に悲しくなってきた…メランコリック……)
D3200を手放すに伴い大幅に機材周りの整理を行ったので、
私はなんとなく備忘録的にいろんなことをまとめておこうと…そう思った…特に理由はないけど……。
まずはじめに、何でD3200を手放したかというととにかく
①重い
②デカイ
以上2つの理由からです。
その他には全くなんの不満もなかったので売っぱらっておきながら
なんとなく未練がましい気持ちになります。
D3200を買うまでの経緯を書くと、
一眼レフの導入を考えた頃の私は、iPhoneでのドール撮影からステップアップを図るも予算をハイパーケチった結果
中古で1万くらいの多分iPhoneよりセンサーの小さいコンデジを購入、
画質変わらんやんけ〜〜〜〜アアアア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!というあたまのわるい失敗を犯した直後でした。
人生で初めてのまともなカメラ、つまり一眼レフ購入であったこと、そして前述の苦い経験もあって、
ドドドドドド慎重に予算と照らし合わせながらとにかく画質の向上を目的に中古機種を検討し購入に至りました。
標準ズーム+ボディのレンズキット、中古3万〜4万…の条件で見ていくと、
NikonかCanonのエントリー機種型落ちの更に型落ち辺りで探すことになります。
(ミラーレス一眼を候補に含めると他社のエントリー機も視野に入って来るけど、
この時の私はせっかくだしどんな奴が見てもカメラカメラしてる一眼レフが欲しいと思ってミラーレスは除外していた)
そしてその候補の中で最も画素数の多かった(2416万画素)D3200に決めました。
大学在学中だった当時、毎日学校で顔を付き合わせる友人にNikonユーザーがいた事もそこそこ影響していたと思います。
兎にも角にも一眼レフを持ちしドーラーとなった私は、撮影がハイパー楽しくて毎週末バシバシ撮りまくりました。
その中で、ポートレートを撮る上でのストロボやレフ板の重要性を学んだり、レンズ選びの楽しさを知りました。
この辺は多分キットレンズ(18-55mmくらいのやつ)で撮ってると思います。
なので、カメラ欲しいがよくわからんな〜という人でこういうのを撮りたいと思ったら、
大体3〜4万くらいおカメラに出資すれば撮れます。
Twitterとかでよく見かける夜景がバキバキで被写体が大概MDDのなんかものすごいやつとかは
現像ソフトも含めてもっとドエレェ額がかかると思います。
私はカメラはエントリー機しか触ったことのない全くのトーシロなので明言はできませんが、
多分写真はセンスなので自分がやりたい事に合わせて機材を選べばよくて、
なんでもそうですが、お金をかけたい人は際限なくかける事が可能です。
だからiPhoneで撮っても良い写真は良いよな〜〜〜〜と思います。
突然いい感じの一言をブチ込んでしまいましたが、
私自身にあまり写真のセンスがなく、機材に頼りたい気持ちが強いための発言です。
でもセンスってなんなの?というと難しいです。こだわればそこが良くなるというものでもないからです。
ただこだわりというのは写真の楽しさ、引いては写真の良さに最終的には繋がってくる部分だと思います。
1/4サイズのドールを自室でポートレート的に撮っているうちは、
D3200になんの不満も問題もありませんでした。
しかし、去年のアタマ頃から被写体が1/12サイズに変遷するに併せ
野外撮影の機会がとても多くなりました。
そうするとこれまで気にならなかったD3200くんとレンズくん(総重量0.9kg)が
物理的に 肩に重くのしかかってくるようになりました。
重てぇ……
重てんじゃねコレ…と思い始めてから大体1年、
首にストラップを食い込ませつつ頑張ってきたわけですが、
ついに一大決心をする時が来ました。
これが昨年末です。ド直近だな
なんか軽いカメラほしい………………。
五万くらいで…………。
かくして年末〜正月のヒマにまかせたサブカメラ探訪の旅が始まりました。
欲しいものについて調べてる時が生きてる大体の時間中で1番楽しい。そう、オレ達は腹の足しにならないもんにお金を使うために生まれてきたのだから…
私がサブカメラに求める条件は
①軽い
②レンズ交換式
③D3200くらいの画質
④レンズ込みで5万程度に収まる
以上の3点でした。
この条件で詰めていくと、
・Nikon1 J5
・LUMIX GX7 MK2
・Qマウント機種
大体この辺になってくると思うのですが、
Nikon1、Qマウントはここ2、3年程後継機や新レンズの発売がなく
今後もほぼ継続が見込めない実質死にマウントであること、
GX7に関してはヨドバシ店頭で触ってみてEVF(電子ファインダー)がかなり微妙、
しかも見た目があまり好みでなかったこともあり、
この辺りでそもそも私が求めるサブカメラ地球上に存在しない説が浮上しました。
しかし、この段階での大きな収穫は、
私のミラーレス機に対する理解が深まったことと
あまりにも色々な作例・レビューを漁りすぎて
一眼レフだとかどうとか画質がどうとかもはや自分の中で別にそんな重要じゃないかな…と
思えたきたことでした。
それでまあ色々あって最終的には予算の範囲をちょっとだけ広げ、
マイクロフォーサーズ機はなんとなく持ちたくないという理由から
センサーがAPS-Cサイズの軽い一眼…という事で
FUJIFILMのミラーレス機しかないな!という気持ちに。
それがこうなってこうです。
あ〜しゅばらしいよぉ〜〜〜!!!!!!!
何がいいってとにかく軽い!!!!!!!
本体重量だけでも120gの軽量化となりました。
数字だけ見るとたいした事ない差に感じられますが、
単純にガワのサイズもだいぶ小さくなったこともあり色々とめちゃめちゃ違います。
なんか比較写真とか撮っとけばよかったな。
カメラに求める事は人によって違うのでアレですが、
私はカメラは画質が良ければ良いほど、そして小さく軽いほど良いと思います。
ただ構造の問題でこの2つはなかなか相容れない要素ではあり、
自分の用途に合わせてある程度どちらか一つに絞る必要があります。
今回私は小さいカメラの方を取りましたが、
自分の用途的に画質や写りにはとても満足してるので
なんか良かったな色々……ってなりました。
それとNikonからFUJIFILMに乗り換えてみて強く感じたのは、色が全然違う!という事。
フジは少しカメラ側で味付けしてくれる&自分でも繊細な味付けが可能で、
jpg撮って出しでも結構雰囲気のある画が撮れます。
上の写真は全てjpg撮って出しのものです。
別にいい写真というわけではないけどなんかいい雰囲気だと勝手に思っています。
そしてNikonの色はとにかく見た目に忠実で、
それはそれですごい安心感があって好きだったな〜〜という事が
乗り換えて見て初めてわかりました。
現像作業がめんどくさくない人はNikonめっちゃいいと思います。
それと光学ファインダーから急に電子ファインダーへと変わったわけですが、最初の違和感はすごいです。
ただしばらく使ってみるとどっちもそれぞれ良さがあるな〜と思いました。
便利さで言えば電子ファインダーに軍配が上が
ると思いますが
個人的には光学ファインダーが好きです。
普段の視界と違和感がないしなによりカメラ覗き込んでるな〜感があって好きなのです。
でもかけたフィルターやその他諸々がそのまま視界に反映される電子ファインダーも素晴らしく、
フォーカスピーキングや拡大機能はMFで撮るのにめちゃ便利です。
どっちも素晴らしい。みんなすご〜〜い!!
そうして私は様々な要素とその時の気分で、
サブカメラとして買ったはずのX-T10 をメイン機材とすることを決意、
Nikon関連機材を生贄にXF35mm F1.4Rを手に入れたとさ……。
色々書きましたが結論としては
NikonもFUJIFILMも素晴らしい、買ってくださいということと
一眼レフもミラーレス一眼も素晴らしい、買ってくださいということです。
全てが億劫になってきたのでこの辺で終わります。良かったですね。
みなさんもよい人生を歩んでください。